昨今、急速に需要が伸びているのが「クライアント贈呈品」や「クライアント向けノベルティ」と呼ばれる記念品の数々です。 こちらは社内ではなく、社外のお取引先の皆様に向けてお贈りする記念品です。定期受注や大口のお取引先様への感謝品として贈る場合が多く、 毎年定期的に贈るタイプの記念品と、創立記念品や製品発表記念の際に贈るタイプの記念品が存在します。

定期的に贈るタイプのものは、予算が年度ごとにぶれないように毎年同じ製品をお贈りするケースが多く、その中でもオリジナリティを出したい場合には刻印内容や革・ステッチのお色を変えるなどしてアレンジいただくことができます。大企業の場合にはコンペ形式で提案を行うこともありますが、よりオリジナリティの高い記念品を作成するにはメーカーに直接依頼した方が予算や納期の面で融通が効いたり、デザインの相談にも応じることができます。コンペ形式の際には、広告代理店や百貨店に加え、最近ではデザイン会社やHP制作会社などが台頭しています。

クライアント贈呈品は、今後の取引関係を強化する上において非常に重要な役割を持つ記念品です。安価な海外製の記念品などは、元を辿れば製造元が同じだったりすることも 多く、いざコンペの場に上がった際には似たような製品が並んでしまうことも多いようです。「また同じものをもらった」という状況を打破するには、希少価値があり、 オリジナリティ豊かな製品でなければなりません。 例えばクライントのコーポレートカラーを取り入れたものやクライアントの要望を取り入れたオリジナル型の製品などは、贈る側にとっても贈られる側にとっても魅力的です。

また最近では原産国がMade in JapanやMade in Europaであることが、自社の製品やサービスの信用度に関わっていると考える企業も増えています。 そのクライアントだけのための製品や原産国がしっかりしていること、そして高級感。 これらはクライアント贈呈品として、絶対的な強みを持つ条件といえるでしょう。

クライアントという言葉でひとくくりにまとめて表現しがちですが、どのような企業に贈答するとしても、その先には社員一人ひとりが存在しています。まずは、その一人ひとりの皆様に喜んでいただけるような記念品を準備することが何より大切です。例えば、本革製パスポートケースやナチュラル革トレーなどのアイテムは、ご自身ではめったに購入しようと思う機会はありませんが、贈答品としてもらった場合には実用的で大変嬉しいという声を たくさんいただいています。